現象数理セミナー

第8回 現象数理セミナー(2007年度)

  • 日時:2007年11月5日(月) 16:30 ~ 17:40
  • 場所:明治大学生田校舎・中央校舎6階・0605室(メディアゼミ室2)
    小田急小田原線 「生田駅」から徒歩10分
    又は「向ケ丘遊園」駅北口から「明治大学正面」行きバスで終点下車10分
    詳しくは,http://www.meiji.ac.jp/campus/guide.html をご覧下さい


  • 講演者:
    長山雅晴 氏(金沢大学大学院自然科学研究科数物科学専攻,  JSTさきがけ研究員)
  • 講演タイトル:
    ロウソク火炎振動子の数理モデル
  • 要旨:
    1999年に石田氏と原田氏は定常燃焼するロウソクを2本近づけるとロウソク火炎 が振動する現象を雑誌「化学と教育」に報告した.同様に定常燃焼する複数のロウソクを束 にすればロウソク火炎が振動する.この振動するロウソクの束をロウソク振動子と呼ぶこと にする.最近,山口大学の三池氏らがこのロウソク振動子を2つ用意し,2つの振動子を近 づけると同位相同期振動し,ある程度の距離に離すと逆位相同期振動することを発見した. ロウソク火炎の機構には,燃焼過程や拡散過程,輸送過程,輻射のようなエネルギー放出 等が複雑に絡み合っていることから,ロウソク振動子の同期振動現象の本質を調べること は容易ではない.我々はこの同期振動現象の本質的相互作用を明らかにするために実験 グループと共に研究を行ってきた.本講演ではいくつかの数理モデルを提案し,数値シミュ レーションを通して逆位相同期振動現象を引き起こす相互作用を明らかにしていきたい.





参加自由です。皆様のお越しをお待ちしております。

 

 

この研究会は科研費基盤研究S『非線形非平衡反応拡散系理論の確立』(代表者:三村昌泰(明治大学理工))の援助を受けております.

明治大学先端数理科学インスティテュート・現象数理部門(世話人:三村昌泰,上山大信)

▲ページ先頭へ戻る

明治大学