現象数理セミナー

第3回 現象数理セミナー(2008年度)

 

タイトル : 砂丘の運動と数理模型

(Mathmatical modelling for the complex dynamics of dunes)

講演者 : 西森 拓 氏(広島大学大学院理学研究科数理分子生命学専攻)

日時 : 2008年5月15日(木) 16:30 ~ 17:30

場所 : 明治大学生田校舎・中央校舎6階・0605室(メディアゼミ室2)

 

要旨:アジア内陸部での過放牧による牧草地の砂漠化や、中東地域での砂丘の移動による道路やパイプラインの破損など、砂丘と人間の苦闘は現在も続いている。また、人工衛星から送られてくる、火星表面や土星の衛星であるタイタン表面の画像から砂丘状の模様が見いだされ、そこから、惑星や衛星表面での気象環境の推測が行われている。
 砂丘の研究は、これまで、おもに地形学の研究者によって実地観測を主体として行われてきたが、近年の非線形科学や計算機の発達によって、数理模型を介した現象の理解や予測・制御の可能性が現実的な段階になってきた。
 本講演では、様々な砂丘のダイナミクスについて写真や図を多く使って解説したのち、砂丘の複雑なダイナミクスをいかに、現象論的な数理模型として表現するかを具体例に沿って解説する。
その後、シミュレーションや理論解析についてこれまでの得られてきた結果と今後の課題を説明していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

自由参加です。
皆様のお越しをお待ちしております。 

 

明治大学先端数理科学インスティテュート ・ 現象数理部門(世話人:三村昌泰、上山大信、若野友一郎)


この研究会は,科学研究費補助金 基盤研究(S) 『非線形非平衡反応拡散系理論の確立』 代表者 : 三村昌泰(明治大学理工学部)の援助を受けております。

 

▲ページ先頭へ戻る

明治大学