受賞ニュース

物部治徳MIMS研究員が
日本数学会「2015年度応用数学研究奨励賞」を受賞


物部治徳MIMS研究員が2016年3月17日、日本数学会「2015年度応用数学研究奨励賞」を
受賞しました。

 応用数学研究奨励賞は応用数学分野における研究を奨励し、分野全体の交流・発展を図ることを目的として、2013年9月に日本数学会において設立されました。応用数学に関連する分野において優れた業績をあげた39歳以下の若手研究者に対して、その業績を顕彰するために与えられる賞です。(日本数学会ホームページより抜粋)


  受賞者名:物部治徳(明治大学研究・知財戦略機構研究推進員)
  受賞題目:「ある界面方程式における凸形状を持つ進行波解の存在とその条件について」
  (英訳):"Condition for existence of traveling wave solutions, composed of convex curves, to an interface equation"

  アブストラクト:

 曲率を含む界面方程式は様々な数理モデルに出現する。例えば、結晶粒界の曲率流方程式や、光の伝播のアイコナール方程式がそれである。また、近年ではBZ反応や個体群動態などを記述する反応拡散方程式系の特異極限にも、曲率を含む界面方程式が表れることが報告されている(例えば、栄・柳田['94]や辻川・三村['96]の結果を参照)。

 本研究では、一般的な外力項付きの曲率流方程式を扱い、単純閉曲線で構成される進行波(2次元)が存在するための外力項の必要十分条件を導いた。また、進行波が存在する場合はその形状は凸に限ることを示した。この結果は上記の例全ての界面方程式に対して成立する。さらに、応用上重要な自由境界問題にも一部適用可能であることを示した。

なお、本研究は明治大学の二宮広和教授との共同研究である。

**日本数学会Webサイト内授賞ページ**
http://mathsoc.jp/publicity/appmath2015.html (in Japanese)

http://mathsoc.jp/en/publicity/appmath2015-en.html (in English)

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