セミナー・シンポジウム(2010)

3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震に伴い、第4回錯覚ワークショップの開催を中止いたします。

第4回錯覚ワークショップ~CREST「計算錯覚学の構築」キックオフワークショップ


 半年に1回の頻度で行っている「錯覚ワークショップ」の4回目です。これは五感の錯覚だけでなく、コミュニケーションの誤解や広告につられた非合理な購買行動なども広い意味の錯覚と捉え、関連分野の研究者との交流を通して、横断的錯覚科学という新しい学問領域を探ることを目的としています。今回は、CREST「数学領域」で昨年秋に採択された研究プロジェクト「計算錯覚学の構築」(研究代表者:杉原厚吉)のキックオフを兼ねたワークショップです。
 このワークショップと連動して、本CREST事業の研究活動拠点を兼ねた「錯覚美術館」の内覧会も開催します。14日,15日の両日とも、昼休みに希望者をご案内します。また、14日(月)の夕方には、会費制の懇親会も計画しています。

(なお、今回のワークショップ会場は、今までの会場の紫紺館とは異なりますので、ご注意ください。同じ明治大学駿河台キャンパスの中ですが、通りの反対側の少し奥まったところにある別の建物です。)


日時 : 2011年3月14日(月)~15日(火)

会場 : 明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモン9階 講義室309B
     (JR御茶ノ水駅から徒歩5分 アクセス方法詳細

懇親会以外は入場無料
 
 
 

プログラム:


2011年3月14日(月)
 10:00 – 10:10
あいさつ
 10:10 – 11:00
山口泰 (東京大学大学院総合文化研究科/JST,CREST)
「視覚復号型暗号 ― 画像が見える暗号」
 11:10 – 12:00
友枝明保 (明治大学研究・知財戦略機構/JST,CREST)
「サグ部の自然渋滞緩和に向けて~錯覚現象とその緩和策~」
  (12:00 - 13:30  昼休み)

 13:30 - 14:20
新井仁之 (東京大学大学院数理科学研究科/JST,PRESTO,CREST)
「視覚と錯視の科学における数学的方法 ― 数学,知覚心理学,脳科学の協働を目指して ―」
 14:30 – 15:20
北岡明佳 (立命館大学文学部/JST,CREST)
「計算可能な錯視の探索的検討」
  (20分の休憩)

 15:40 – 16:30
藤田一郎 (大阪大学大学院生命機能研究科)
「視覚神経科学と錯視」
 16:40 – 17:30
合原一幸 (東京大学生産技術研究所)
「数理モデリングとそのアート、ファッションへの応用」
 18:00 - 20:00
懇親会 (会費制) 明治大学リバティタワー23階 サロン紫紺

2011年3月15日(火)
 10:00 – 10:50
杉原厚吉 (明治大学研究・知財戦略機構/JST,CREST)
「画像知覚のひずみと誇大広告の罠」
 11:00 – 11:50
松田隆夫 (立命館大学立命館グローバルイノベーション研究機構)
「写真空間の知覚的性質:写真はどこまで真を写しているか?」
  (11:50 - 13:30  昼休み)

 13:30 - 14:20
宮下芳明 (明治大学理工学部/JST,CREST)
「錯覚は聴覚コンテンツ・味覚コンテンツに応用できるか?」
 14:30 – 15:20
植田一博 (東京大学大学院情報学環・学際情報学府/JST,CREST)
「経済行動における意思決定に与える認知バイアスと知識の影響について」
 15:30 – 16:20
鈴木敦夫 (南山大学情報理工学部)
「ホームセンターの最適棚配置問題 ― 商品の陳列方法によって売り上げは変わるか」



主催: 明治大学先端数理科学インスティテュート 錯覚と数理の融合研究拠点
     JST, CREST 「計算錯覚学の構築」
共催: 明治大学グローバルCOEプログラム「現象数理学の形成と発展」

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